2019年7月4日放送の「カンブリア宮殿」では、新札の「顔」に選ばれた北里柴三郎が設立に関わり、体温計から注射器、血液バッグなどで日々の医療を支えてきたテルモの社長である、「佐藤慎二郎」さんが登場します。
佐藤慎次郎さんの学歴としては、東京大学経済学部を卒業し、デューク大学にてMBAを取得されています。
大学時代は落語研究会にも所属されており、勉強一筋でもなかったようです。
職歴については、初めからテルモに入社されていた訳ではなく、十数年別の会社で働いた後に入社されたとの事です。
そんな佐藤慎次郎さんの役員報酬は1億円を超えており、まさに1億円プレイヤーなのです。
佐藤慎次郎さんがどのような経歴をたどってきたのか、どれだけの報酬を貰っているのかなど気になりますよね!
そこで!佐藤慎次郎さんの経歴や年収、テルモでのご活躍など詳しく話していきます。
目次
佐藤慎二郎さんのWikiプロフィール!
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— NIKKEI STYLE 出世ナビ (@nikkeistyle_c) 2019年3月18日
名前:佐藤慎次郎(さとう しんじろう)
生年月日:1960年7月19日
年齢:58歳(2019年7月4日時点)
出身:東京都
出身大学:東京大学経済学部(リューク大学でMBA取得)
趣味:散歩・美術館巡り・ミュージカル鑑賞
特技:落語(大学時代は落語研究会所属)
役職:テルモ株式会社 代表取締役社長CEO
美術館巡りや、ミュージカル鑑賞、落語など、文化的な趣味をたくさんお持ちのようですね!
このような、文化的な趣味など一般教養に精通している方というのは、直接的はなくても仕事の面でそれらを活かしている方が多いと聞きます。
やはり、上場企業の社長を務めているということもあり、医療機器業界のことももちろんですが、それ以外の分野についても幅広い知識と教養を身につけられている方なのだと思います。
佐藤慎二郎さんの経歴は?
佐藤新次郎さんの経歴・職歴は次の通りです。
- 東京大学経済学部卒業
- デューク大学でMBAを取得
- 1984年4月 東亜燃料工業株式会社(現東燃ゼネラル石油株式会社)入社
- 1999年2月 朝日アーサーアンダーセン株式会社(現プライスウォーターハウスクーパース株式会社)入社
- 2004年6月 テルモ株式会社入社
- 2010年6月 執行役員、経営企画室長
- 2011年10月 心臓血管カンパニー統轄(現プレジデント)
- 2012年6月 上席執行役員
- 2014年6月 取締役上席執行役員
- 2015年4月 取締役常務執行役員
- 2017年4月 テルモ株式会社 代表取締役社長 CEO(現在)
東京大学経済学部を卒業し、さらにデューク大学でMBAを取得されています!
MBAとは、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位のことです。
佐藤新次郎さんは、東亜燃料工業株式会社に入社して十数年働いたのちに、経営コンサルティングの仕事を経験して、テルモに入社されました。
現在の医療関係とは全く異なった路線の職種から、2004年に「テルモ」に抜擢された形となっています。
転職する際には、「それまでの経験を踏まえて、これから伸びていく産業で、グローバルに活躍できるチャンスがある会社に勤めてみたい」と考えられたそうです。
とても成長意欲があり、挑戦心にあふれた方ですね!
他業種だったこともあり知識不足などいろいろ苦労もあったそうですが、前職で得た経験や、別の業界にいたことによるフラットな視点からテルモの経営を考えられていると言えそうです。
テルモの「ATMを目指そう」とは?
佐藤慎二郎さんは社員に向けて、組織モットーの一つとして「ATMを目指そう」という話をよくされています。
ATMと聞いたときに思い浮かぶのは、銀行の自動預け入れ払い出し機ですよね。
実はテルモでいうところの「ATM」とは、「明るく、楽しく、前向きに」の略称なのだそうです!
広く知れ渡っている「ATM」という言葉に別の意味を紐づける発想が面白いですよね!
佐藤慎二郎さんの年収は?
医療系材料のメーカーとしては再大手のテルモですが、その年商は6000億円と言われています。
上場企業の役員報酬は、1億円を超えた場合に個別開示が義務付けられています。
調べてみると、佐藤慎次郎さんの役員報酬は「1億3800万円」でした。
出典元:https://answers.ten-navi.com/pharmanews/14459/
やはりテルモほどの大企業ともなると、その代表取締役は1億円プレイヤーになるのですね!
M&Aによりテルモのカテーテル事業を拡大!
カテーテル治療は、狭心症や心筋梗塞など、心臓の血管(冠動脈)がコレステロールなどによって詰まったり、狭くなることで起きる疾患に対する治療法のひとつとされています。
テルモでは、そのカテーテル治療に使う機器などを取り扱っています。
このカテーテル事業に関し、佐藤慎二郎さんの経営手腕が分かる例があります。
それは、M&Aにより、カテーテル事業を大きく成長に導いているということです!
テルモは、2018年に中国医療機器企業エッセン・テクノロジーを買収すると発表し、取得総額約144億円で買収しました。
詳しくはこちらのニュース記事にも載っています。
現地生産品の重要性が増している中国市場でカテーテル事業の拡大を図り、それが成功したのですね。
このように、自社の事業との相性を考慮して企業の買収に投資するというのは、経営の立場では事業の生き残りを考える上でとても重要です。
番組では、そんなテルモにおける最新のカテーテル技術の紹介がありそうなので、どのようなものか楽しみですね。
佐藤慎二郎さんに関するまとめ
今回は、テルモ社長の佐藤慎二郎について調べてみました。
医療機器業界に初めから絞っていたわけではないからこそ、客観的な視点で将来を捉え、経営を推し進めてこられた方でした。
これからも、その経営の手腕に注目ですね!