6月10日放送の「世界まる見え!テレビ特捜部」では、事故で両脚を失ったのにあきらめない17歳イケメンレーサーである「ビリーモンガー」さんが登場します。
事故で両足を失うことはレーサーとしては致命的なはずですが、ビリーモンガーさんはそこからレーサーとして復帰されたのです!
そんなビリーモンガーさんはどのような方なのでしょうか。
調べてみました。
目次
ビリーモンガーさんのWikiプロフィール!
名前:ビリーモンガー(Billy Monger)
生年月日:1999年5月5日
年齢:20歳(2019年6月時点)
出身地:イギリス・サリー州
競技:レーサー
所属:JHR Developments
ビリーモンガーさんは、6歳でカートに乗り始めてから10歳でカートのイギリスチャンピオンに輝くという素晴らしい才能を発揮されていました。
2016年からF4のイギリスチャンピオンシップにてレースデビューを果たし、その後も着実にステップを踏み、将来を有望視される存在となっていました。
ビリーモンガーさんの事故概要は?
しかし、2017年4月、ビリーモンガーさんが17歳の時に、ブリティッシュF4の第6戦、決勝レースでクラッシュする大事故に遭ってしまいました。
その時の映像です。
クラッシュしたマシン同士がくっついた状態の中、慎重に救出するため、クラッシュ後ビリーモンガーさんを救出するために2時間近くもかかってしまったそうです。
ビリーモンガーさんは緊急手術で両足を切断し、3日間の昏睡状態から約1カ月間の入院生活を送ることになりました。
結果として、幸いにも一命は取りとめましたが、車いすでの生活を余儀なくされてしまいました。
ビリーモンガーさんの事故原因は?
映像上では、コーナーに差し掛かり、前方を走るマシンで視界が遮られていたため横にずれた直後、スローダウンしてきたマシンに激突してしまっていることが分かります。
視界が悪い状態だったこともあり、スローダウンしたマシンに気づくのが遅れてしまったことが原因だと考えられます。
本来、マシントラブル等でスローダウンする際は、可能な限り後続車が通らないラインを走るかコース上から退避しなければならないのですが、退避する間もなくスローダウンし、クラッシュしてしまったとも考えられます。
クラウドファンディングでレース復帰資金の調達!
そんな壮絶な事故に遭ったにもかかわらず、ビリーモンガーさんはあきらめませんでした。
その際、ルイス・ハミルトンさんやジェンソン・バトンさん、ニコ・ロズベルグさんを始めとするF1ドライバーを含め、モータースポーツ界がサポートを表明します。
そして所属チームのJHRディベロップメントがクラウドファウンディングでレース復帰への資金を集め、85万ポンド(約1億3000万円)の支援金がビリーモンガーさんに贈られたのです。
ビリーモンガーさんはそれを受け、F3チームのカーリンと数週間にわたって復帰のためにテストを実施するなど、リハビリに努められました。
ビリーモンガーさんの今現在は?
ビリーモンガーさんはF4からF3に変更し、復帰戦であるBRDC F3選手権では、ビリーモンガーさんのために特別に改良されたマシンで開幕戦レースに出走し、見事3位表彰台を獲得されました。
そして現在も、F1を目指して奮闘されています。
また、2019年にはイギリスの放送局「Channel 4」の解説者も務められています。
ビリーモンガーさんに関するまとめ
今回は、事故で両足を失いつつも、レーサーとして復帰し表彰台を獲得されたビリーモンガーさんについて調べてみました。
これだけの怖い体験をしつつも、レーサーとしての情熱が彼を突き動かしたのだと思います。
きっと、障害をもった他の方々の希望となり、ご自身の実績も積み上げていくことでしょう。
これからの活躍を応援しています。